印刷用紙の目のお話

2017年3月22日 水曜日

 

印刷用紙を作る製紙の抄紙工程において、繊維は紙を抄く方向(流れ)に並びますが、この繊維が並ぶ方向を「目(紙目)」といい、印刷用紙には「縦目(T目)」、「横目(Y目)」という2つの「目」があります 。

    縦目(T目):紙目は長辺に平行

    横目(Y目):紙目は短辺に平行

 

一般的に、本は、紙の「目」が天地方向(上下)に流れるように作ります。

「目」が逆になりますと、本のめくりが悪くなってしまいますので、本の判型が決まった段階で使用する用紙の「紙の目」も決まります。(例外はあります)
例えば、タテ長の本の場合、

判型の数字が偶数(A4、A6、B4など)ですと「横目(Y目)」

判型の数字が奇数(A3、A5、B5など)ですと「縦目(T目)」

の用紙を使います。(ヨコ長の本を作る場合は、逆になります)

 

本作りのこと、紙のこと…… どんなことでも、お気軽にお問合せ・ご相談ください。

 

 

 

用紙の厚さも、お調べいたします

2017年2月15日 水曜日

 

今回は、用紙を調べる際に使用している「ペーパーゲージ」をご紹介します。

「ペーパーゲージ」は紙厚測定を行う機器で、1枚の用紙を上下から挟みこんで厚さを測定し、例えば、ページ数のある本の背幅の算出等に使用しています。

ゲージの1目盛は、0.01mm(10マイクロメートル)で、身近なところで計測すると、コピー用紙の厚さが約0.09mm(約90マイクロメートル)、官製ハガキが約0.22mm(約220マイクロメートル)でした。

ちなみに、カミはカミでも髪の毛の方の日本人の平均的な太さは、約0.08mm(約80マイクロメートル)だそうです。

 

紙のこと、どんなことでも、お気軽にお問合せ・ご相談ください。

 

 

※μは「ミクロン」と呼ばれておりましたが、現在では1μのかわりに1μm(マイクロメートル)を使うよう改められ、「マイクロメートル」という表現が一般的なようです。 [1mm = 1000マイクロメートル]

 

 

 

用紙の銘柄を、お調べいたします

2017年1月8日 日曜日

 

 

「この紙と同じ紙で、パンフレットを作りたいんだけど…」

お客さまから、このようなお言葉をよく頂きます。
お気に入りの紙や使ってみたいと思った紙が見つかっても調べる方法自体も分かりませんし、そもそも印刷用紙って種類も多くて、確かに分かりづらいですよね。

でも、そんな時には、印刷ワンストップサービス.comへお任せください!
私どもで、責任を持って、用紙の銘柄をお調べいたします。

是非、お気軽にお問合せください。

 

 

 

田嶋 陽子様の個展『書 アートの世界』の作品集・DM制作のお手伝いをさせて頂きました

2016年11月30日 水曜日

 

2016年11月21日(月)~26日(土)、元法政大学教授、元参議院議員、英文学、女性学研究者、女性学の第一人者として、またオピニオンリーダーとしてマスコミでもご活躍されている 田嶋 陽子様の個展『書 アートの世界』が、日本橋の小津ギャラリーにて開催されました。

今回、私どもでは田嶋陽子さんの活動の支援活動として、会場で販売される作品集を「マイ・アートブック」にて作成させて頂きました。

田嶋様、ご利用を頂き、誠に有難うございました。

 

 

 

『第23回 東京国際ブックフェア』へ出展いたしました

2016年9月26日 月曜日

 

2016年9月23日(金)~25日(日)、東京ビッグサイトにて開催される『第23回 東京国際ブックフェア』へ出展いたしました。

3日間、たくさんの方々に是非、弊社ブースへお立ち寄り頂きました。
この場を借りて御礼申し上げます。

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月刊『マネジメント倶楽部 2016年5月号』に掲載されました

2016年5月31日 火曜日

 

会計業務上必要とされる税務情報や経営のヒントが数多く掲載されている情報誌、月刊『マネジメント倶楽部』の2016年5月号の特集記事「事例研究 生き残りの極意」にて、弊社をご紹介頂きました。

記事にして頂き、誠に有難うございます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『採用戦略大公開セミナー』を開催いたしました

2016年4月14日 木曜日

 

2016年4月13日(水)、株式会社船井総合研究所のコンサルタント 芝原 大寛氏を講師にお招きし、『採用戦略大公開セミナー』を開催いたしました。

 

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『採用戦略大公開セミナー』  (参加無料)

開催日:2016年 4月13日(水) 14時 ~ 17時 ※受付開始 13時30分

        第一講座 14:00〜15:10  採用活動で成功するためにやるべきこととは?

        第二講座 15:20〜16:20  採用活動における成功事例大公開!!

        第三講座 16:30〜17:00  採用マーケティングに則った事例紹介

会 場:株式会社日精ピーアール 本社   東京都千代田区岩本町1-10-5 TMMビル7階

 

 

 

山内道雄氏の写真集「DHAKA2」が、第35回 土門拳賞を受賞!

2016年3月25日 金曜日

 

私どもで、製版(一部モノクロ製版)・印刷・製本のお仕事をさせて頂いた、山内道雄氏の写真集「DHAKA2」が、第35回土門拳賞を受賞いたしました。

保木間のプリテックセンターへも印刷立会いにお越し頂きましたが、モノクロをシメた仕上りを行うためのモノクロ製版工程や使用するインクの選択、用紙の選択などで、ほんの少しでもお役に立てたのでしたら、誠に嬉しい限りです。
土門拳賞の受賞、心からお喜び申し上げます。おめでとうございます。
そして、今後の益々のご活躍をお祈り申し上げます。

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土門拳賞に山内道雄氏 (毎日新聞 2016年3月24日 東京朝刊)
第35回土門拳賞(主催・毎日新聞社、協賛・(株)ニコン(株)ニコンイメージングジャパン)が山内道雄氏に決まった。受賞対象となったのは写真集「DHAKA2」(Zen Foto Gallery)。山内氏にはブロンズ像「少女」と賞金が贈られる。(29面に特集)
授賞式は4月13日、東京・毎日ホールで行われ、受賞作品は3月29日発売の「サンデー毎日」(4月10日号)で紹介されるほか、受賞展が東京・銀座ニコンサロン(4月27日〜5月10日)で開催される。
作品は山形県酒田市の「土門拳記念館」で10月8日〜12月25日に展示された後、同館に永久保存される。 【毎日新聞社】

 

※画像を拡大すると記事をお読み頂けます

DHAKA2新聞記事

 

 

 

『世界一美しい本を作る男 -シュタイデルとの旅-』

2016年6月27日 月曜日

 

『世界一美しい本を作る男 -シュタイデルとの旅- (原題:「How to make a book with Steidl」 2010年)』は、個人的にとても好きな映画の中の一つで、企画から編集・装幀・デザイン・印刷・製本・出版までの全ての工程を、外注せずに社内で行う、ドイツの出版社 シュタイデル社を経営するゲルハルト・シュタイデル(Gerhard Steidl)氏の仕事運びや、世界中のクライアントを訪ねる出張に密着したドキュメンタリー映画です。

シュタイデル社の従業員は僅か40数名。でも、妥協のない本作りを追求するその哲学や丁寧な仕事振りが、写真家ロバート・フランクやノーベル文学賞を受賞した作家ギュンター・グラスら多くの芸術家に信頼され、出版の予約が2年先まで埋まっているそうです。

 

映画のパンフレットには
「日本は、紙や表紙用の布など、世界で最も美しい本の為のマテリアルと技術を有する国です。自動車産業やオーディオだけではありません。色、筆、印刷紙、印刷機など本当にすばらしい技巧の伝統を持っています。この豊かさを日本のみなさんは知っていますか? 私に次の生というものがあるのなら、日本に生まれて、今のような出版社を経営したいというのが私の望みです。」
というシュタイデル氏の言葉が紹介されていて、この言葉は、とても大きな励みとなっています。

 

▼ 劇中で制作過程が描かれていた Joel Sternfeld: iDubai

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映画 『世界一美しい本を作る男〜シュタイデルとの旅〜』公式サイト

 

 

 

 

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