シール･ラベルは､印刷だけでなく､型抜きや浮き出しといった別の加工も同時に実施する印刷工程であるため、通常の印刷とは分けて特殊印刷のカテゴリとして分類がなされています。

シールとラベルは、似たような商品と認識されがちですが、厳密にはそれぞれ別々の商品です。シールとは､もともとは封印という意味があり署名の代用として用いられていたものです。この様な由来から､パッケージや包装の確実性を示す封箋紙として用いられる糊の着いた紙のこともシールと呼ぶようになりました。今では、そこからさらに転じて、剥がして貼ることができるものを総称してシールと呼んでいます。一方､ラベルは､マークとして商品などに貼リつける貼札のことを指し、裏に糊がすでについているものが大部分です。しかし、今となってはシール､ラベル､ステッカーのいずれも今では厳密な区別が難しくなってきています。