以前、このブログでもご紹介した “印刷業界あるある” が炸裂するWeb漫画 『今日も下版はできません!』が、書籍 『いとしの印刷ボーイズ』としてまとめられ、6月12日に発売されたそうです。
主人公・刷元正(スリモトタダシ)は印刷会社の営業マン。毎回巻き起こる「下阪できない」印刷トラブルやミス、クレームの数々に、読者は胸を痛め、涙を流しながら笑い転げるという捧腹絶倒のストーリーが展開される。書籍化にあたって、120以上の印刷用語解説も収録。印刷物ができるまでの過程を漫画で学べる内容にもなっている。価格は 1,296円(税込み)。
【目次一部】
■ 恐怖の「先祖返り」は手品なのか!? お盆でもないのに突然に……
■ 「パタパタ」や「寄り目」が校正作業を制する!
■ どんな美人も網点でできている!? 「CMYKさん」と「RGBさん」
■ 家族と食事でもメニューの紙を気にする印刷営業マンの「紙中毒症状」
■ 表紙が小さいのは俺のせいじゃない! 自然現象につき許してちょうだい
■ 「リッチブラック」って松崎しげる!? 印刷ボーイズの天敵はこの色指定
■ 「シャッシャ隊」に「ケシケシ隊」緊急出動! 「裏移り」に斜めチェックはやめて…
■ アモーレじゃないよ「モアレ」だよ 印刷営業マンはストライプを着ない!?
■ 「シワトル」「シミトル」「ウエスト細く」アイドル写真集につきものな膨大な赤字!
■ TPPよりやっかいなのは「PP加工」! フィルムを貼ったら色が変わる…
■ 工場での「印刷立ち会い」は現場と営業マンが「待ち」のせめぎ合い
■ 「正誤表」を数万部に1枚ずつ手で差し込む… 印刷会社社員、涙の結束力!
■ 幽霊より怖い印刷事故「ゴースト」あるはずのない色の濃淡が!
■ なんと! 「QRコード印刷」は4色=カラー印刷だと読めないかも!?
■ 夏の日焼けは水ぶくれだが印刷トラブルは「火ぶくれ」=「ブリスタ」
■ ムダ毛にはクリーム処理だけどわざとズラして印刷「クリープ処理」!
■ 「折精度」が低くて製本不良に… 「見開き」がズレてしまう印刷事故の悲哀
■ 「選挙ポスター」は印刷会社の涙の結晶 候補の公認決まらず右往左往…
印刷業界にまつわる様々な「印刷あるある」が、時々、深~く心に沁みます。。。